Sambaとは?
Sambaとは、Windowsでファイル共有やプリンタ共有をするためのSMBというプロトコルを、UNIX上で実装するソフトウェアです。
Sambaを利用することで、ネットワークを通じてWindowsマシンにファイル共有やプリンタ共有などのサービスを提供するファイルサーバー/プリントサーバーを構築することができます。
Sambaのインストール
[root@centos ~] yum -y install samba
Sambaの基本的な設定
セクションとパラメータについて
Sambaの設定ファイルは /etc/samba/smb.conf です。
smb.confでは、パラメータ(設定値)を反映する範囲をセクションと呼ばれる単位で指定します。
セクションは、セクション名を[](ブラケット)でくくって指定し、そのセクション内で有効となるパラメータを一行ずつ記載します。
下記は、セクション[hogehoge]に簡単なパラメータを指定する場合の例です。
[hogehoge]
path = /home/samba/hogehoge
browsable = yes
writable = yes
セクションの範囲は新たに次のセクションが始まるまで有効です。
下記はセクション[hogehoge]の有効範囲の例です。
[hogehoge] ↓ ここから ↓ path = /home/samba/hogehoge browsable = yes writable = yes ↑ ここまで ↑ [hogehoge2] path = /home/samba/hogehoge2 browsable = no
スペシャルセクション
セクションには特別な意味を持ったスペシャルセクションとうものが存在します。
[global]はSamba全体に有効なパラメータを指定する重要なセクションです。
[global]で設定したパラメータは、他セクションでパラメータが定義されていない際にデフォルト(既定値)として利用されます。
[homes]を有効にすると、各ユーザーがSambaサーバーにアクセスしたときに共有名一覧に「ユーザー名」の共有が表示されます。
[printers]はプリンタに関するパラメータを指定するスペシャルセクションです。
設定ファイルの編集
以下、基本的なセクションとパラメータの設定を行います。
[root@centos ~] vi /etc/samba/smb.conf [global] - 以下を追加 - dos charset = CP932 ※Windows側の文字コードを指定 unix charset = UTF-8 ※Sambaサーバ上でファイル名やそのほかのリソースを扱うときの文字コード display charset = UTF-8 ※Sambaが提供するコマンド類の表示に用いられる文字コードの指定 workgroup = MYGROUP ↓ workgroup = WORKGROPUP ※Windowsのワークグループ名を指定(「マイコンピューター」を右クリック → プロパティ → コンピュータ名のタブのワークグループの項目を参照) ; hosts allow = 127. 192.168.12. 192.168.13. ↓ hosts allow = 127. 192.168.1. ※アクセスを許可するアドレスを指定 - 以下をファイルの末尾に追加 - [share] comment = All User shared Directories ※表示するコメント path = /home/samba/share ※ユーザーがアクセスできるディレクトリを特定 browsable = yes ※Windowsの「マイネットワーク」に表示する public = yes ※パスワードなしでサービスに接続することを許可する only guest = yes ※アカウントのあるユーザーでもゲストでアクセスさせる writable = yes ※ディレクトリへの書き込みを許可する
設定ファイルの編集を保存したらディレクトリの作成を行います。
[root@centos ~] mkdir -p /home/samba/share [root@centos ~] chown -R nobody. /home/samba/
Sambaユーザーアカウントの作成
Sambaのユーザーアカウントを作成します。
Sambaのユーザーアカウントはpdeditコマンドの-aオプションで作成できます。
ただし、pdeditコマンドを実行する際に同名のUNIX(OS)アカウントが存在している場合があります。
[root@centos ~]# useradd user1 ※UNIXのユーザーアカウントを新規作成 [root@centos ~]# passwd user1 ※user1にパスワードを付与 Changing password for user user1. New UNIX password: ※パスワードの入力 Retype new UNIX password: ※パスワードの再入力 [root@centos ~]# pdbedit -a user1 ※Samabaのユーザーアカウントを新規作成 new password: ※パスワードの入力 retype new password: ※パスワードの再入力
Sambaの起動
[root@centos ~]# /etc/rc.d/init.d/smb start ※Sambaを起動 [root@centos ~]# chkconfig smb on ※OS起動時にSambaが起動するように設定

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