Movable Type とは?
Movable Type は、Six Apart社が開発・提供しているブログシステムです。
同種の CMS としては、世界中で広く利用されている WordPress が有名ですが、日本では Movable Type のシェアも非常に高いようです。
個人ライセンスでは、無償で利用することができます。
Movable Type のインストール
1. Movable Type の動作環境の説明
Movable Type を動作させるためには以下の環境が必要です。
- Perl 5.8.1 以上
-
Perl 5.8.0 は文字コードの扱いに問題がある事が以前から知られています。そのため、日本語の扱いにおいて、一部の文字が文字化けを起こして利用できないなどの制限や不具合が発生する場合があります。
- サーバー OS
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- Linux, Solaris/Unix, BSD
- Mac OS X
- Windows Server 2008 (R2は未対応)
- ウェブサーバー
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- Apache
- Microsoft IIS
- 以下のいずれかのデータベース
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- MySQL バージョン5.0 以上
- Oracle Database 11g (Movable Type Enterprise のみ)
- Microsoft SQL Server 2008 (Movable Type Enterprise のみ)
- 外部 (CPAN) Perl モジュール
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Movable Type は、Perl コミュニティによるオープンソースの土台の上に構築されており、外部の Perl モジュールを利用しています。これらのモジュールは、無料で入手できるオープンソースソフトウェアで Comprehensive Perl Archive Network (CPAN) からダウンロードできます。
- Perl モジュール
-
Movable Type を実行するには、以下の Perl モジュールが必要です。
- CGI
- Image::Size
- File::Spec (バージョン0.8以上)
- CGI::Cookie
また、データベース モジュールとして以下の Perl モジュールが必要です。
- DBI (バージョン1.21以上)
- DBD::mysql - MySQLを利用する場合
以下のオプション機能をサポートする Perl モジュールがあれば、Movable Type の機能はさらに広がります。
- HTML::Entities
- LWP::UserAgent
- SOAP::Lite (バージョン0.5以上)
- File::Temp
- Image::Magick
- Storable
- Crypt::DSA
- MIME::Base64
- XML::Atom
- Archive::Tar
- Archive::Zip
- IO::Compress::Gzip
- IO::Uncompress::Gunzip
- Text::Balanced (ブログ内検索で必要)
これらの Perl モジュールは、Movable Type チェック用 CGI の mt-check.cgi を実行することで、インストールされているかどうか確認できます。mt-check.cgi については『サーバーのシステム情報の確認』の項を参照ください。
- 文字コード
UTF-8のみをサポートします。
2. Movable Type のダウンロードと設置
以下のページでラインセンスについての説明を読んだ後、メールアドレスを入力すると Movable Type のスクリプトがダウンロードできます。
http://www.sixapart.jp/movabletype/personal.html
メールアドレス入力後のページでファイル名のリンクがあるので、それを wget でダウンロードします。
# cd /tmp # wget 'https://www.ecbuyers.com/sixapart/catalog/file_download.php/MT-5_01-ja.zip?id=1&type=MT5' -O mt.zip ファイル名を mt.zip に変更してダウンロード # unzip mt.zip 解凍
続いて、解凍したファイルの配置を行います。
ここでは、"/var/www/mt"というディレクトリを作成し、その直下に、
MovableType 配置用のスタティックディレクトリ(静的なコンテンツの格納場所) "mt-static/"、
ブログディレクトリ "blog/"、
アプリケーションディレクトリ(CGIその他の格納場所) "cgi-bin/mt/"
をそれぞれ作成します。
# mkdir /var/www/mt # cd /var/www/mt # mkdir mt-static # mkdir blog # mkdir -p cgi-bin/mt
続いて、解凍したファイル mt-static ディレクトリのすべてのファイルを、作成したスタティックディレクトリ(mt-static)に移動します。
mt-static ディレクトリの移動が完了したら、mt-static ディレクトリ以外の残りのファイルを、作成したアプリケーションディレクトリ(cgi-bin/mt/)に移動します。
# mv /tmp/MT-5.01-ja/mt-static ./ # mv /tmp/MT-5.01-ja/* cgi-bin/mt
続いて、パーミッションの設定を行います。
cgi-bin/mt ディレクトリの拡張子が .cgi のすべてのスクリプトのパーミッションを755に、blog ディレクトリのパーミッションを 777 に設定します。
# chmod 0755 cgi-bin/mt/*.cgi # chmod 0777 blog
以上でスクリプトの設置は完了です。
3. Apache の設定
DocumentRoot 以外の場所に MovableType を保存した方が管理しやすいと思うので、MovableType用のApache設定ファイルを作成してエイリアスの設定を記述しておきます。
また、CGI が実行できるようにしておきます。
# vi /etc/httpd/conf.d/movabletype.conf
Alias /mt /var/www/mt
<Directory "/var/www/mt/cgi-bin">
AllowOverride All
Options ExecCGI FollowSymLinks Includes
</Directory>
# /etc/init.d/httpd reload
4. MovableType 用のデータベースの作成
MovableType に投稿した記事などを保存するデータベースを作成します。
# mysql -uroot -p MySQLにログイン Enter password: パスワード応答 mysql> create database movabletype; movabletype という名前のデータベースを作成 mysql> grant all privileges on movabletype.* to movabletype@localhost identified by 'パスワード'; movabletype 用ユーザ作成
5. MovableType の環境設定ファイルの編集
MovableType のインストールプログラムを開始する前に、環境設定ファイルを適切に編集しておく必要があります。
# cd /var/www/mt # cp cgi-bin/mt/mt-config.cgi-original cgi-bin/mt/mt-config.cgi # vi cgi-bin/mt/mt-config.cgi 以下、赤字の部分を環境に合わせて適宜変更 # The CGIPath is the URL to your Movable Type directory CGIPath http://www.example.com/cgi-bin/mt/ アプリケーションディレクトリに対応するURL # The StaticWebPath is the URL to your mt-static directory # Note: Check the installation documentation to find out- # whether this is required for your environment. If it is not, # simply remove it or comment out the line by prepending a "#". StaticWebPath http://www.example.com/mt-static スタティックディレクトリに対応するURL #================ DATABASE SETTINGS ================== # CHANGE setting below that refer to databases- # you will be using. ##### MYSQL ##### ObjectDriver DBI::mysql Database movabletype DBUser movabletype DBPassword hoge DBHost localhost
6. システム環境チェックスクリプトの実行
MovableType に必要なWEBサーバの環境やPerlモジュールが整っているかを確認するスクリプトを実行します。
確認用のスクリプトは、アプリケーションディレクトリ(cgi-bin/mt/mt-check.cgi)の mt-check.cgi です。
上記のように設定を行っている場合は、"http://www.example.com/cgi-bin/mt/mt-check.cgi"にブラウザでアクセスすることでスクリプトを実行できます。
スクリプトにアクセスすると、MovableType が動作する場合は、ページの一番下に「Movable Typeを利用できます。」
このメッセージが出ていないときはインストール作業に進むことができませんので、スクリプトの出力メッセージを読んで必要なモジュールをインストールするなどして対処しなければなりません。
7. インストールスクリプトの実行
MovableType のインストールを行うスクリプトは、アプリケーションディレクトリ直下の mt.cgi です。
ブラウザでこのスクリプトにアクセスすると、インストール画面が出現します。この画面では、MovableTypeに対する管理者情報の設定を行います。
画面にしたがってインストール作業を進めていくと、数分でインストールが完了します。
なお、ブログを公開するディレクトリには、パーミッションを0777に設定したブログディレクトリ(/var/www/mt/blog)以下を指定するようにします。
ログイン画面からインストール時に設定したアカウント情報でログインができれば、インストール完了です。

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