ユースケースとは
UMLの仕様書では、ユースケースは下記のように定義されています。
ユースケースとは「システムが行う行為の集合の仕様であり、それは観測可能な結果、すなわち、多くの場合、一人以上のアクターまたは当該システムの他のステークホルダーにとって価値を生み出すもの」
UML仕様書
仕様書の直訳だとかなりわかりづらいですね。
個人的にはシステム(が提供するサービス群)とそのシステムを利用する者の相関を表す図と解釈しています。
ユースケース図
ユースケース図は文字通りユースケースを図で表したものです。
ユースケース図に登場する要素
ユースケース図には以下の要素が登場します。上の例図と照らし合わせてみるとイメージしやすいです。
| アクター | 文字通り、システムに対して何らかのアクションを起こす者。 人間以外にも連携するシステムやハードウェアなどもアクターになり得る。 アクターのアイコンは人の線図(スティックマン)で表される。 |
|---|---|
| ユースケース | アクターが利用するシステムのサービス。 図内では楕円のシンボルで表され、その楕円の中か外にユースケース名を記述する。 UMLの仕様書ではひとつのユースケースに複数のアクターが参加することを許している |
| 関連 | アクターとユースケースを結ぶ線。 |
| システム境界 | システム化対象範囲を表す囲み。 この囲みの内側がシステム、外側が非システムとなる。 省略可能な要素。 |
ユースケース図を描くときの注意点は下記の通りです。
- ユースケース名は体言止めで書かずに、「YはXする」という形式で記述する。その主語は明記はしないが「システム」である
- 関連はあくまでも関わり合いがあるということを示すものであり、ユースケースと関連を結ばれているアクター=ユースケースの起動者ではない
- 「記事を管理する」は記事の編集・削除・並び替えを包括する大きな粒度のユースケースであるのに対し、「記事を編集する」は「記事を管理する」と比べると小さな粒度のユースケースである。このようなユースケースの粒度を揃えてユースケース図を作成する
最終更新 2010-01-06

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