MacにWindowsをインストールして読み書き可能な領域でファイルを共有する
以下はMac機にWindows XPをインストールして、両OSから読み書きできる領域でファイルを共有するために行った設定の覚書です。
下表は設定を行なったPCの環境です。
| 実機 | MacBook Pro | |
|---|---|---|
| HDD容量 | 250GB | |
| パーティション | ||
| EFI [EFI] | 200MB | |
| Mac OS X 用システム領域[Journaled HFS+] | 147GB | |
| ファイル共有領域[FAT] | 32GB | |
| Windows XP用システム領域[NTFS] | 70GB | |
今回はMacBook Pro にWindows XP をインストールしてみました。
Boot Campでファイルの共有について
Mac OS X v10.5 以降には Boot Camp が搭載されています。Boot Camp を使うと、Microsoft Windows を実行できます。
Mac機でWindowsとデュアルブートを行うには、一般的には上記のBoot Camp を利用しますが、Boot Camp はMac用パーティションとWindows用パーティションといった2つのパーティションしかつくることができません。
それでは、Mac、Windows両側から読み書きできる領域を用意して、ファイルを共有するということができません。
下記の記事では、OS X独自のディスク管理用コマンドである"diskutil"を用いたデュアルブート環境の構築が解説されています。
複眼中心 : diskutilでデュアル・ブート
今回はこの記事を参考にして、設定を行っていきます。
事前準備
まず、事前要件として既存のパーティションは1つでないといけない。また、起動しているプロセスが使用しているファイルがあればあるほどオンライン・パーティションができない可能性が高まるので、できれば Mac OS X 再インストール直後が望ましい。
パーティションが複数ある場合は、「ディスクユーティリティ」などを用いて1つに統合する必要があります。
「ディスクユーティリティ」はDock 中に標準である「アプリケーション」フォルダの中の「ユーティリティ」フォルダ内にあります。
diskutilコマンドを使ったパーティションの設定
NTFSはWindowsから読み書きできるが、Mac OS X から書き込みができません。一方、HFS+は Mac OS X から読み書きできるが、Windowsから認識ができません。
Windowsからも Mac OS X からも読み書きできるフォーマットはFAT32ということになります。従って、冒頭の表のようなパーティションを設定することになります。
パーティションの設定はMac OS X 独自のディスク管理ユーティリティコマンドである"diskutil"を用いて行います。
$ diskutil list /dev/disk0 /dev/disk0 #: type name size identifier 0: GUID_partition_scheme *250.1 GB disk0 1: EFI 209.7 MB disk0s1 2: Apple_HFS Macintosh HD 249.7 GB disk0s2
以上が現在の状況です。続いてパーティション設定を実行する以下のコマンドを実行します。
$ diskutil resizeVolume /dev/disk0s2 147G "Journaled HFS+" user 32G "MS-DOS FAT32" win 70.0G
成功すると以下のようになります。
$ diskutil list /dev/disk0 /dev/disk0 #: type name size identifier 0: GUID_partition_scheme *250.1 GB disk0 1: EFI 209.7 MB disk0s1 2: Apple_HFS Macintosh HD 249.7 GB disk0s2 3: Apple_HFS user 31.9 GB disk0s3 4: Microsoft Basic Data WI 70.7 GB disk0s4
この段階でdisk0s3をFAT32ではなく、HFS+にフォーマットするのには理由があります。
それは、Windowsインストール時にはWindowsが認識できるパーティションは1つでないといけないからです。
disk0s3をこの段階でFAT32にフォーマットすると、Windowsから認識できてしまうため、インストール後にHal.dllが存在しないというエラーで起動できなくなってしまいます。
Boot Camp でパーティションの設定を行った後に、「ディスクユーティリティ」でデータ共有用のパーティション(FAT32)を設けてからWindowsをインストールしようとしても、インストール途中の過程で再起動すると起動できなくなるのはこう理由があるためです。
パーティションを上記のように設定したらドライブにWindowsのインストールディスクを挿入し、再起動します。
Windowsのインストール
Macのキーボードには[半角/ 全角]キーが割り当てられていないので、「以下のいずれかのキーを押して、キーボードの種類を指定してください。」という画面が出たら"S"キーを押下し、次の画面では[106]Japanese Keyboard(Including USB)を選択しましょう。
Windowsをインストールする領域は「C:パーティション4:[不明]」です。それ以外のパーティションにインストールしないように注意してください。
次の画面では「NTFS ファイル システムを使用してパーティションをフォーマット (クイック)」を選択しましょう。
インストールが完了したら、Mac OS X のインストールディスクを挿入してドライバやBoot Camp をインストールします。
ドライバをひと通りインストールすると、右クリックもMacと同じようにできるようになったり、Boot Camp によって 「Mac OS X で再起動する」などのコマンドを実行できるようになります。
共有領域のフォーマット
Windowsをインストールするために、一時的にHFS+でフォーマットしていたUSERというパーティションをFAT32でフォーマットしなおします。
Dockの中に標準である「アプリケーション」フォルダをクリック。中に「ユーティリティ」というフォルダがあるのでクリックし、ユーティリティ内の「ディスクユーティリティ」を実行します。
ディスクユーティリティを起動したらUserというパーティションを選択し、フォーマットに"FAT32"を指定して"消去"ボタンをクリックします。
これでFAT32でフォーマットができます。

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